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米国、ガイアナ領空で飛行訓練を実施 ベネズエラ領有権問題で緊張高まる
米国は7日、ガイアナ領空で飛行訓練を実施すると発表した。ガイアナとベネズエラが領有権を争う油田地帯エスセキボ地域をめぐる緊張が高まる中、同地域への関与を強める。
ガイアナとベネズエラの領有権問題は長い歴史を持ち、近年、激化。国際司法裁判所(ICJ)が仲裁に乗り出す事態となった。ベネズエラは、ガイアナの領土の大部分を占めるエスセキボ地域を自国領と主張しており、国際社会の注目を集めている。
さらに、ベネズエラは先月、ガイアナの漁船2隻と乗組員を拘束。ガイアナ領海での違法漁業容疑を挙げた。この行動により、両国関係はさらに悪化。ガイアナは漁船と乗組員の即時解放を要求している。
米国の飛行訓練は、ガイアナへの支持を示すものとみられる。同訓練は、地域の安定や国際法にも影響を及ぼす可能性がある。